


植え付け〜収穫まで…苗の植え付け後の管理は、大切です。
1.芽かき作業  2.追肥と土寄せ  3.マルチング 4.支柱の立て方

マルチングとは
マルチングとは、野菜の根元付近をワラやポリフィルムで覆うことを言います。地面の温度を抑えたり、または上昇させたり、乾燥や雑草が生えるのを防止、また土が固くなるのを防いだり、 病害虫を予防するなど、作物の生育を助けるたくさんの効果があります。
必要なら、マルチングの使用を考慮に入れましょう。
マルチングの基本的な効能
- 地面の温度上昇を抑制、または上げる。
- 保湿効果(根を守るなど)
- 雨などで土が固まるのを防ぐ。
- 防虫、雑草予防、病気予防。
マルチングの種類
【 敷きわら、敷き草 】.png)
敷きわら、敷き草は昔から行われてきた有機農法です。
敷きわらは雑草防止や温度の上昇を抑えてくれる他、保湿効果があります。
夏場に向けて高い温度から野菜を守りたい時や雑草防止に使うと良いでしょう。
【 フィルム 】
地面の上にフィルムを張ります。温度の管理ができるため、栽培期間を広げることができます。
保湿効果がありますが、フィルムは雨を通さないので定期的に水遣りをする必要があります。
またこの事によって土が固まるのを防ぐ為、中耕(固くなった土をほぐしたりする作業)が楽になります。
@シルバーマルチ
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シルバーマルチはアブラムシやアザミウマ類の害虫を抑えるのに使います。
地面の温度を抑える効果もあります。
果実の着色にも効果があると言われています。
A黒マルチ
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地面の温度を上昇させたり、光を通さないので雑草防止にもっとも効果的です。
種まきや植え付け可能期間を伸ばすことが出来るので、春先や秋に作物を植えたい時にも使用します。
温度を上昇を抑える為に夏場はさらに敷きわらをすることもあります。
B透明マルチ
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地面の温度を効率よく上昇させることができます。透明なので光を通します、そのため雑草抑制効果が低く マルチシートの下に生えてくるので注意が必要です。
冬場に凍結を防止するほか、早春、秋など温度が下がっている時にも使用します。
夏場に使用すると地面の温度が40〜50℃に達することがあり、この時期の使用は避けたほうが無難でしょう。
上記のほかに、緑マルチ、白マルチなどがあります。緑マルチは黒と透明の中間くらいの温度上昇効果があり、 根焼け(肥料のやりすぎで枯れてしまう現象)を防ぐとも言われています。
白マルチは透明マルチと混同されやすいのですが、シルバーマルチと同様に地面の温度を抑える効果があります。
マルチング効果比較表
雑草抑制 | 黒マルチ、シルバーマルチ、敷きわら、敷き草 |
地面温度 | 透明マルチ>黒マルチ>シルバーマルチ |
害虫防除 | シルバーマルチ |
保湿効果 | 基本的に全てのマルチ |
地面保守 | 基本的に全てのマルチ |




